自己ベストと上位カテゴリーの資格を取るため、入念な準備をして走る予定だった「第70回別府大分毎日マラソン(以下、別大)」。
2022年2月6日は自己ベストを出した時よりいい準備ができていました。
しかし、「カテゴリー1」と「大分県民」のみ参加可となり、「カテゴリー3」でエントリーしていた私は走ることができませんでした。
「過去一番の仕上がり」と思っていただけに、走りたかったですね。
別大の後の予定として、2022年4月17日(日)に行われる「かすみがうらマラソン」にエントリーしていました。
当初は別大で記録を出したら今シーズンは終わりと思っていたので、「かすみがうらマラソン」は別大で記録を出せなかった時の保険という位置付けだったわけです。
でも、状況は一変。
別大が無くなったことで、保険の「かすみがうらマラソン」が本命レースになってしまったんですね。
そこで2ヶ月練習期間が延びたことを利用して、もう一回「足作り」をしたんです。
そのためレース用の「アディオスプロ2」はもちろん、スピード練習で使っている「メタスピードエッジ」も封印しました。
そして「足作り」に使ったシューズは今や私の不動のレギュラーシューズになっている「アディゼロジャパン6」です。
この「アディゼロジャパン6」で全ての練習をし、3/5(土)に「メタスピードエッジ」を、3/13(日)に「アディオスプロ2」を解禁しました。
1/21(金)以来履かなかった「厚底カーボンシューズ」
久々に履いたら走りはどう変わったのかを書いていきます。
厚底カーボンシューズを履かずに「足作り」をした理由
1/21(金)に別大の開催規模縮小が決定し、次のレースである「かすみがうらマラソン」が開催される4/17(日)までは約3ヶ月弱あります。
私がフルマラソンの準備を始めるのは3ヶ月前から始めることが多いことから、練習計画を一旦リセットすることにしたのです。
別大用にカラダはできていましたが、4月までこの状態を続けるのは流石に厳しいと判断したのも「足作り」を一からするに至った理由の一つになります。
個人的にはロードのレースを走るということであれば、「アディオスプロ2」や「メタスピードエッジ」を履いて足作りをしてもいいと思います。
レースで使うシューズを普段の練習から使用し、「シューズ慣れ」しておくことでレースも違和感を感じることなく走ることができるでしょう。
でも厚底カーボンシューズはカラダへの負担が大きいのも事実。
そのことは以前記事にしています。
2022年1月7日読売新聞オンラインにランナーとして見逃せない記事が出ました。 それは、 厚底シューズの故障リスク…接地時間減って衝撃大、箱根駅伝制した青山学院大・原監督「ケガの場所変わった」 という記事です。 最近、私もマラソンを[…]
上記記事内にあるように「短距離選手」が故障するような箇所を長距離選手も故障するようになっています。
スピードを出すための筋肉を故障しやすいということですね。
私自身もハムストリングという太もも裏の筋肉に不安を感じていることから、厚底カーボンシューズをレース以外で多用するのはできれば避けたいところ。
そのためレース用の「アディオスプロ2」はもちろん、スピード練習で使っている「メタスピードエッジ」も封印し、カーボンも入ってなく反発が少なめの「アディゼロジャパン6」で練習したわけです。
おかげで、「アディゼロジャパン6」は寿命が近づいてきていて買い足すことになりましたが。
久々に「厚底カーボンシューズ」を履いたらどうだったか
1/21(金)に封印をして、3/5(土)に「メタスピードエッジ」を、3/13(日)に「アディオスプロ2」を解禁しました。
その時の様子はインスタグラムにアップしています。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
久々に履いた感想としてはこれにつきます。
「地面に足を置くだけで勝手に前に進んでいる!」
初めて厚底カーボンシューズを履いて走った時と同じような感覚ですね。
アシストがない「アディゼロジャパン6」で走っていたので、よりそう感じたのだと思います。
「アディオスプロ2」や「メタスピードエッジ」より「アディゼロジャパン6」は薄底。
そのため接地の感覚も良くなりましたし、カーボンのサポートがないおかげでスピードを出して走るための筋力がついたような気がします。
実際に、楽にスピード出して走ることができていますしね。
以前、「厚底カーボンシューズ時代の練習用シューズはどうする?」という記事を書きました。
そこでも「シューズの履き分け」を個人的にはオススメする内容を書いています。
そして今回の結果を受けて、「レース用シューズになれる必要がある」場合を除き、私の場合はやはり「レースと練習でシューズの履き分けをした方がパフォーマンスが上がる」ということになりました。
楽に距離走ができるからといって練習ではレースシューズに逃げないよう気をつけたいと思います。
最後に
厚底カーボンシューズは誰でも使えます。
ただ、どこまで使いこなせるかは本人の練習次第です。
「シューズに慣れる」
「シューズの性能を使いこなすためのカラダを作る」
どちらも正解だと思います。
前者であれば厚底カーボンシューズを履く回数を増やすことが必要ですし、後者であれば薄底シューズで練習し、レースで厚底カーボンシューズのアシスト力を活かす力をつけておくということになります。
ただ、私は「後者」でした。
今後も基本的には薄底シューズで練習して、レースとレース想定の練習で厚底カーボンシューズを使うことになるでしょう。