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厚底カーボンシューズ時代の練習用シューズはどうする?

上の写真は、今私がメインで使用しているシューズ達です。
左から「adizro japan 6」「adizero takumi sen 6」「adios pro2

他にもアシックスのシューズを2足持っていますが、レースで使用するシューズが「adios pro2」なので普段走る時のシューズもadidasになることが多いです。

 

2022年2月の別府大分毎日マラソンに参加する予定でしたが、規模縮小となりレースを走ることはできませんでした。

レース前までは「シューズに慣れる」ことを意識して「adios pro2」を積極的に履いていましたが、走れないことになってからは「adios pro2」を封印。
その代わりに「adizro japan 6」「adizero takumi sen 6」で練習をしています。

 

先日もロードを「adizero takumi sen 6」で走っています。

「adizero takumi sen 6」はトラックレースでも使用できるくらいソールが薄いシューズ。
これで走ると地面の硬さがよくわかります。
また、シューズに反発力があまりないので自分の力で進む必要。

薄底で身につけた「前への推進力」を厚底カーボンシューズで活かすことができると考えているのです。

厚底カーボンシューズが全盛の現代、厚底カーボンシューズを使いこなすために色々な情報が出ています。
シューズの使い分けや練習方法についても。

 

今回は「厚底カーボンシューズ時代の練習用シューズ」はどうすればいいのか、ということに関して私の考えをお伝えしていきます。

 

考え方は二通りある

一番最初に見ていただいたシューズを横から撮った写真です。
ソールの厚さは全く違います。
そのため、履いて走った感触もそれぞれ違います。

そこで「厚底カーボンシューズ時代の練習用シューズ」に関しては考え方が二通りあると思います。

一つは「シューズに慣れるために同じシューズを履き続ける」
もう一つは「レース・スピード練習用とそれ以外用にシューズを履き分ける」

一番重要なのはレースやそれに準じた状況でベストパフォーマンスをすること。
そのために自分にとって何が重要かを考えることです。

 

私の場合、以前は一つ目の「シューズに慣れるために同じシューズを履き続ける」という考え方でした。
このことは「adizero japan 6」のレビュー記事にも書きましたが、練習もレースと同じシューズを履き続けることで「シューズに慣れる」ことができ、レースでの安心感も違います。

また、練習もレースも同じシューズを使用するため、同じモデルを3足用意して履き回していました。
こうすることで長持ちもしますし、その時一番しっくりくるシューズをレース用のシューズにすることができました。

ただ、これをするためには「シューズの購入価格」も影響してきます。
私がレースシューズにしている「adios pro2」は一足26,000円。
これを市民ランナーが自分で2〜3足用意するのは経済的に厳しいところがあります。

 

また、厚底カーボンシューズは薄底シューズと比べ、カラダへの負担が大きいのは事実。

こちらの記事でも書きましたが、細かい筋肉に加え大きな筋肉への負担が大きくなってきています。
そして筋力がないと故障する可能性も高くなるのです。

 

関連記事

2022年1月7日読売新聞オンラインにランナーとして見逃せない記事が出ました。 それは、 厚底シューズの故障リスク…接地時間減って衝撃大、箱根駅伝制した青山学院大・原監督「ケガの場所変わった」 という記事です。 最近、私もマラソンを[…]

 

そのため、現在では「レース・スピード練習用とそれ以外用にシューズを履き分ける」ようにしています。

私の場合、具体的な履き分けはこんな感じです。

 

レース:adidas adios pro2
レース想定のペース走や距離走:adidas adios pro2
それ以外のペース走や距離走:adidas adizro japan 6
スピード練習:adidas adizero takumi sen6もしくはasicis metaspeed edge
ジョグ:adidas adizro japan 6

 

基本、厚底カーボンシューズはスピードを出す時しか履かないようにしています。
それ以外で履くとしたら「新品の履き慣らし」「性能の確認」の時くらいだと思います。

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履き分けるメリット・デメリット

私が一番メリットと考えているのは「接地感覚の修正」です。

私は左足の故障が多く、故障明けでジョグをする時、左右の接地の違いに違和感を感じることがあります。
ただ、反発がある素材を使用しているソール厚いシューズでは、多少接地がブレていても走れてしまいます。
とはいえ、違和感を無視しているとある日突然故障したりします。
接地間隔の違いは早めに修正しておきたいもの。
そこで薄底シューズで修正したり、感覚を養っているのです。

接地の感覚を直し、地面にしっかり着地できるようになると厚底カーボンシューズを履いた時に素材の反発力を上手に使うことができます。
実際に両足の接地感覚が同じようになった時の方が、長い距離を楽に走れますし、足の疲労も両足均等になり故障予防にもなっています。

デメリットは、やはり「シューズの特性に慣れていない」ということです。
地面の硬さを感じながら走ることに慣れてしまうと、クッションの上で走るような感覚になる厚底カーボンシューズを履くと着地でぐらついたり、跳ねる感覚に慣れていないので疲労が早くきたり、走り終わった後、予想以上の疲れを感じることがあります。
ただ、これは定期的にレースペースでの練習を入れることで解消できています。

 

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最後に

私の場合は練習用途に応じてシューズを使い分けることでパフォーマンスアップができています。
今後も練習で使用するメインシューズは「adidas adizro japan 6」で、要所要所で使い分けていくスタイルになると思います。

また、マスターズなどの公認トラックレース出場を考えている方も使い分けた方がいいでしょう。
公認トラックレースの800m以上の距離はソールの厚さが25mm以内(20mm以内になる可能性もあり)のため、ロード用厚底カーボンシューズは使用できません。
いきなり薄底シューズを履くと裸足のような感覚になるので走れない可能性が大です。

 

逆にいえばロードしか走らない方は徹底して厚底カーボンシューズを履いてもいいのかもしれません。

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