Running Collegeは「ランニングのウィキペディア」を目指しています!

これから陸上を始める小学・中学・高校生のみなさんへ。

陸上競技は今や年齢に関係なく、多くの方が取り組むようになってきました。
そして競技開始年齢も下がり、今や小学校低学年から陸上競技に取り組む選手も出てきています。

そのため、新学期または進学という節目で陸上競技を始めるという選手も多いでしょう。

ジュニア期は、個人差はあるものの、身長が伸びる時期でもあり、その身長が伸びる時期を基準として競技に対する適応力がついてきます。
陸上競技は「走る・投げる・飛ぶ」というシンプルな動きのスポーツです。
シンプルであるため、適応力次第では、いきなり素質が開花する可能性もあります。

今回は子供から大人になる過程の中、節目で陸上競技をやることになった選手のみなさんへお伝えしたいことを書いていきます。

 

小学生で陸上を始めるみなさんへ

小学校で陸上を始める選手は、中学校や高校へ進学しても陸上競技を続ける可能性が高いです。
また、カラダの動かし方にクセも少ない選手が多いことから、正しい動きを身につけることが一番重要となってきます。

ここで正しい動きを身につけておけば中学高校で陸上競技を続ける上で大きなアドバンテージとなるでしょう。

小学生の時期は「ゴールデンエイジ」とも言われ、神経系が一番発達し、スポンジのようになんでも習得できる時期です。
この時期は陸上競技の動きを身につけながら、色々なスポーツや遊びをするといいでしょう。
陸上競技の動きだけでなく、他の動きも身につけることで「リズム」「バランス」「タイミング」と入った神経系に関係する要素を高めることができます。

さらに多くのスポーツや遊びに触れることで筋力や心肺機能も総合的に強化されていきます。

「いろいろなことをやったので体力などが総合的に高まった」というのが小学生時代の最大の目的です。
中学高校でやるような高負荷の専門的トレーニングは避けたほうがいいでしょう。

 

中学生で陸上を始めるみなさんへ

中学生になると「部活」という単位でより専門的に陸上競技に取り組むことになります。
専門的に取り組み、さらに専門にやる種目も絞られてくるのもこの時期です。

さらに、オリンピックに出場するような選手も中学から始めたという選手が多いのも事実です。
基本動作を覚え、正しい動作を身につけられれば隠れた才能が目覚める可能性も高くなります。

だからこそ、中学生の時期に基本動作の反復をし、正しい動作を身につけていく必要があるのです。
ここで誤った動作を身につけてしまい、悪いクセがついてしまうと、競技中のパフォーマンスの向上がなくなってしまったり、故障して競技人生が早々に終わってしまうということも起きてしまいます。

また、身長が急に伸びたり体格が一気に大きくなったりするのもこの時期です。
急激な成長が起きるとカラダのバランスが悪くなったり、動きのリズムが悪くなったりすることもおきます。
しかし、慌てず騒がず、その時にあった自分のカラダにあった動きを基本動作の反復で身につけていきましょう。
それが、高校時代に記録が伸びる土台となってきます。

また、部活でトレーニングに取り組むことが多くなることが多くなると、「トレーニングのやりすぎ」ということが起きる可能性も出てきます。
トレーニングのやりすぎは故障を引き起こすことだけでなく「燃え尽きる」という精神状態を作ってしまいます。

体格差や精神面での差がハッキリ出るのが中学生です。
個々の状態に合わせて競技に取り組んでもらいたいと思います。

 

高校生で陸上を始めるみなさんへ

高校に入る時には身長の伸びも止まる選手が多くなると思います。
骨格も成人に近くなり、カラダができあがってくるのがこの時期です。
そのため、専門性が高く、より高い負荷のトレーニングに耐えられるようになります。

専門種目を絞るのもこの時期が一番最適とされています。
高校で陸上競技を始める場合は、他のスポーツをしていたのであれば、経験してきたスポーツの特性を活かせる種目に絞るといいでしょう。
またやり投げや三段跳び、3000m障害といったような中学までにはなかった種目が出てきます。
このような種目で勝負するのもいいかもしれません。

専門種目にトレーニングを特化していくため、計画的に体力トレーニングや技術トレーニングをするのが重要になってきます。
しかし、技術は筋力や神経系の土台があってこそ身につけられるものです。
シーズン中は技術的な練習が中心となっていくのは仕方のないことですが、体幹の強化やスタミナアップなど基礎体力のトレーニングは、一年を通じて継続的に取り組みましょう。

これにより技術の体得が早くなるだけでなく、専門練習が多くなると起こりやすい故障も予防することができます。

基礎体力の強化と技術の習得を同時にやらなければならないのが高校生です。
練習量が増え大変な時期ですが、故障に気をつけてトレーニングを続ければ、間違いなく実力がアップします。

 

スポンサーリンク

最後に

新しいことに取り組む時、一番ツライことは「結果が出ないこと」です。
いきなり自分が望むような結果は出ません。
それが現実です。

そして、結果がでる直前であきらめてしまう選手がいるのも事実です。
では結果が出せる選手とはどのような選手なのでしょうか。

それは「努力を続けられる」選手です。

結果が出るまで継続できる選手が大きな成果を出せるのです。

自分の素晴らしい未来のために頑張ってみましょう。

 

参考資料

 

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!