朝、走るために目覚ましをかけて起きたのに、なんとなく起きられない。
また、走る気力はあるのにカラダがだるかったり、しっかり寝たのに疲れが取れていないような気がする。
そんな経験ありませんか?
病気でもないのにそんなことが起きるのは「低血圧」のせいかもしれません。
「高血圧」という言葉はよく聞きますし、色々な病気を引き起こすものとして情報がたくさんあります。
しかし「低血圧」に関しては意外と少なく、また高血圧と比べてあまり重要視されていないような気がするのです。
血圧に関しては全く問題のない僕ですが、今回訳あって血圧を下げる薬を飲むこととなり、「低血圧」の状態を経験しました。
思っていたよりもカラダのだるさを感じたのですが、なんとかこの「低血圧」の状態を改善できそうです。
今回はこの「低血圧」の改善方法についてお伝えしていきます。
低血圧とは?
血圧の正常値は「最高血圧が130、最低血圧が85未満」と言われています。
これを超えると「高血圧」と言われる状態になります。
では低血圧はどのくらいの血圧のことを言うのでしょうか。
診察する医師によって違ってくる可能性はあるのですが、WHOの基準としては「最高血圧が100以下、最低血圧が60以下」としているそうです。
低血圧は高血圧に比べ動脈硬化といった重症につながるようなことはほぼないので問題にされないケースが多いらしいのですが、症状としては以下のようなものが出てきます。
- 朝起きられない
- 立ちくらみ
- めまい
- 頭痛
- 疲労感や倦怠感
- 肩こり など
これは血圧が低下して血管がポンプの役目を果たせず、脳などの各臓器に送られるはずの血液量が減少することで起こります。
一日中元気よく活動するためにも、改善しないに越したことはありません。
低血圧改善にはやっぱり運動
「低血圧」は血圧が低下して血管がポンプの役目を果たせず、脳などの各臓器に送られるはずの血液量が減少することで起こります。
そのため、血液の循環を促すために運動をするのが最適です。
運動の中でも有酸素運動は効果があります。
そのため歩いたり走ったりするのは低血圧改善には有効なのです。
また歩いたり走ったりすればふくらはぎの筋肉が鍛えられます。
ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、末端から心臓へ血液を送り返す重要な役割があります。
ふくらはぎを鍛えることで、血液が末端に溜まるのが原因の「むくみ」になりにくくなり、なおかつ筋肉が鍛えられるため血液循環も改善されていくことでしょう。
しかし、運動の際は注意も必要です。
低血圧の症状として「めまい」「頭痛」など脳が関係している症状があるので無理は禁物です。
調子が悪い時は休みにしたり、家の中で足踏みだけにしたりすることも必要です。
走ることができる状態であっても、低血圧の症状が走る前にあった時は準備体操を入念に行い、すぐ走り出すのではなく歩きから始めだんだん走りに移行していくといったことが重要になってきます。
低血圧の状態でいきなり運動を始めると転倒する可能性もあるためです。
時に朝ランニングが習慣になっている方は注意してほしいと思います。
最後に
低血圧の改善には運動が効果です。
そして、有酸素運動が有効なのでウオーキングやランニングはオススメの運動になります。
しかし、運動はあくまでも一つの手段にすぎません。
運動できない状態であっては元も子もありません。
そのため、以下のことにもしておくといいでしょう。
- 規則正しい生活をして睡眠時間を確保
- 毎日入浴をして血行をよくする(起床時の温水シャワーも効果的)
- 急に立ち上がるとめまいが起きるので、立ち上がる時はゆっくりと
- 水分補給はこまめに
- 可能であれば定期的に自宅などで血圧測定
正常な血圧を保つには日常生活が大切です。
じっくりと改善し、負荷の高いトレーニングにも取り組めるようにしていきましょう。