Running Collegeは「ランニングのウィキペディア」を目指しています!

「不整脈」など循環器系の異常には注意。〜中高年とランニングより〜

読売新聞を購読していますが、「医療ルネサンス」というコラムを普段からよく読みます。

昔は「医者」になるのが夢でした。

私は小さい頃、病弱で「ぜんそく」でしたし、幼稚園や小学校もよく休んでいたものですが、その時診察していたコワモテの先生から「乾布摩擦(かんぷまさつ)」と「ランニング」を毎日やるように言われたのを思い出します。

 

その結果、医者にはなれませんでしたが、「運動好き」になりランニングなどのコーチもできるようになり、フルマラソンも3時間を切って走れるようになったと思っています。

そんなことから医療系の記事をよく読むようになったのです。

 

そして最近「中高年とランニング」というコラムが全5回のシリーズで掲載されました。
私は1973年生まれですので「中高年」というワードに引っかかる年代。
そしてコーチとしても選手としても、さらには私の基礎体力を作ったランニングに関する記事ですので、いつも以上に熱心に読みました。

私自身も心臓に関しては疾患が見つかっています。

 

関連記事

[adcode] 人は日々色々なものを「予防」をしています。 トラブルなどの被害を最小限にするためです。 その中でも「病気に対する予防」は多くの方がしていると思います。 病気を予防するために、手を洗ったり、食事に気を[…]

 

その経験も踏まえて今回は「不整脈」に関する記事を読んで感じたことをお伝えしていきます。

「自覚がない」から怖い

の写真は私が「冠攣縮性狭心症(以下、冠れん縮性狭心症)」と診断を受けた時の心臓周辺の血管の写真です。
検査で意図的に心臓に負荷をかけた時の画像ですが、その際このように血管が細くなる現象がおきます。

実際は目が覚めた時に心臓に違和感を覚え、その後胸に痛みが走りました。
その後、症状は落ち着きましたが違和感が取れないので医者へ。
その後地域の包括医療センターである大学病院で検査と治療を受けることになったのです。

 

この症状に関してはこの時点までは経験したことがありません。
無自覚のまま突然痛みが襲ってきたのです。

 

医療ルネサンスの記事「中高年とランニング 自覚のない不整脈 注意」ではトライアスロンに取り組まれている方が

「ランニング中に脈が乱れているような気がする」

と違和感を持ったことから話が始まります。

 

その後健康診断で「不整脈」と指摘され、病院にて診察・検査後「不整脈」であることが確定したと書かれています。

 

ランニング等、スポーツをする方は基本的には「健康」です。
普段からカラダを動かしていて健康であれば、歳を重ねてもスポーツでカラダにかける強度はあまり変わらない方がほとんどだと思います。

しかし、加齢やそのほかの病気を発症した影響などで、カラダの他に部分にも異常が見つかる可能性もあります。
私もそうです。

特にランニングは年齢を問わず気軽に取り組むことができるスポーツ。
そして長い距離を走れば走るほど心臓をはじめとする循環器系に負荷がかかります。

走っている時は苦しい時もあるので「違和感」には気づきにくもの。
ましてや「無自覚」であれば尚更です。

だから「怖い」のです。

 

スポンサーリンク

 

運動を「続けられるもの」と「続けられない」ものがある

私が検査を受けた「狭心症」も「運動を続けれられるもの」と「続けるのが難しいもの」があると診察の中で言われました。

私の場合は心臓周辺の血管が収縮する「冠れん縮性狭心症」という症状で、心臓そのものには「狭心症」の症状はありません。

そして安静時に起きる可能性が高いことから運動の制限は時になく、今まで通り行ってもいいと言われています。
もちろん違和感が起きたらやめるという条件と投薬治療を続けるという条件はは付きますが。

ただ、この時心臓自体に症状が出ていたら運動制限が出たはずです。
「運動を続けられるもの」でよかったと今でも思っています。

 

記事では

「不整脈でも運動を続けられるものと続けるのが難しいものがある」

と書かれています。

その中でも全身や肺に血液を送る心臓の下の部分である「心室」に起こる不整脈だそうです。
運動で強い負荷がかかると心臓のポンプ機能が失われて命に関わることがあります。

記事で紹介された方は心臓上部の「心房」だったため競技を続けても大丈夫と診断されたそうです。
その後治療を受けて、競技を続けているということです。

 

「胸の違和感」は命に直接関わる症状である可能性があるところ。
少しでも違和感があれば医師に相談する方がいいと改めて実感しています。

 

スポンサーリンク

 

最後に

記事に紹介された方のコメントでこうありました。

「脈には敏感だったが、不整脈は自分では気づかないことが多い」
「危険なタイプもあるのでランニングをする中高年は定期的に心臓の検査を受けてほしい」

医療ルネサンス中高年とランニング<1>自覚ない不整脈 注意 より

 

私も現在投薬治療をしながら、毎月1回医師の診察を受け経過観察をしています。

 

「心臓の検査」と言われても面倒だしハードルが高いように感じる方もいるかもしれません。
しかし、「心電図検査」だけでもやっておきことをオススメします。
人によっては健康診断の中に心電図検査があると思います。

私の以上も「心電図」から見つかり、その上で血液検査やカテーテル検査等の検査をすることになっています。

心臓などの循環器系は自分では気付きにくいものなので、心電図検査を毎年受けておきたいものです。

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!