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定価5490円と14500円のシューズで検証。フルマラソンを目指すなら定価1万円前後のシューズは必要な理由

私事ですが、普段履きのシューズは「履き潰したランニングシューズ」であることが多いです。
頑張ってくれたシューズに「第二の人生」を歩ませるみたいな感じです。

しかし、厚底シューズを履くようになってから、その状況は一変。
厚底シューズは「普段履き」にしてはクッションが効き過ぎていて歩きづらいんです。
「駅までダッシュ!」なんて時は重宝しますが、やはり「歩き」には不向きです。

 

そのため靴底が滑るようになったり、クッションの要であるミッドソールが潰れたりしたら厚底シューズは完全に役目を終えます。

そうすると「普段履き」がなくなる訳で、それように新しいシューズを購入することになります。

 

そこで数年ぶりに「普段履き用」としてセール品のランニングシューズを買いました。
定価5490円のシューズです。

 

 

そして同時に自分のトレーニングで使用する定価14500円の「アディゼロジャパン6」もセール価格で購入しています。

「アディゼロジャパン6」についてはレビューをしているのでこの記事をご覧いただければと思います。

 

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定価がかなり違う2つのランニングシューズ。
新品の状態で履き比べると実際のところどれだけ違うのでしょうか。

私は基本レースでも使えるシューズでしかトレーニングでは履かないので試したことはありません。

いい機会ですので、価格が違うとどれだけ違ってくるのかを検証してみました。

 

そこで

 

「やはりフルマラソンを走るには定価1万円前後のシューズは必要」

 

と感じたのです。

 

その理由をお伝えしていきます。

 

定価5490円のシューズのスペック

上の写真、奥の青色のシューズが「アディゼロジャパン6」
そして、今回普段履き用として購入したのが、手前の黒いシューズです。
定価5490円の「アディダス ファルコンラン」というシューズになります。

 

「可もなく不可もなく」といったところ。
足を入れた感覚は「アディゼロジャパン6」より幅広でした。
「アディゼロジャパン6」は28.5cmを履いていますが、「アディダス ファルコンラン」は28.0cmでかなり余裕がありました。

そしてソールは薄く感じます。
特に前足部は見た目より薄く感じ、地面の硬さがダイレクトに感じました。
感覚的には薄底シューズです。

 

そしてこのシューズで実際に走ってみました。

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定価5490円のシューズと14500円のシューズの違いは歴然

「同じメーカーでもここまで違うものか」

これが正直な気持ちです。

 

まずアップで動的ストレッチやウォーキングをした段階でアスファルトの硬さをダイレクトに感じました。
特に前足部。
足入れ時に感じた感覚を走ったらより明確に感じたというところです。
感覚として「アシックス ターサー」や「アディゼロ takumi sen 7(薄底の旧モデル)」に似ています。

 

ちなみに、この後「アディゼロジャパン6」を履きましたが、メーカーの主要ミッドソール素材である「ライトストライク」「リトストライクプロ」のクッショニング効果をより実感できました。
普段は感じない「柔らかい」という感覚があったくらいです。

 

そして、「アディダス ファルコンラン」はやや幅が広めなので、幅狭の私は着地が横にブレました。

スピードを上げて走ると故障しそうな気がしたので2kmで走るテストは終わりにしています。
1km6~7分ペースで2~3km走るならいいかもしれませんが、レースに出場しタイムを狙うランナーには不向きと私は感じています。

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フルマラソンを走るなら定価1万円前後のシューズは最低必要

価格の違いは性能の違い。

 

今回の検証でよりハッキリしました。
もちろん、低価格で良いシューズもあります。
それで走る用としては充分と思う方もいらっしゃると思います。

 

しかし、レースに出ようというなら話は別です。
特にフルマラソンを走ろうと思っているなら、

「このシューズで42kmを問題なく走り切れるか」

ということを判断基準にして日々のトレーニングに使うシューズも選ぶ必要があります。

 

フルマラソンはサブスリーペースで約3万回、サブフォーペースで約4万回地面に着地します。
この着地の衝撃で足にかなりのダメージがくることは容易に想像できます。

各メーカーとも「着地による衝撃から足を守る」ための独自のミッドソール素材を使ったモデルを発売しています。
そういったモデルは、定価1万円前後の価格帯から用意されていることが多いです。

 

「レースに出てみたい」
「フルマラソンを完走してみたい」

 

このように思っている方はシューズにはお金をかけてください。
「とりあえずのシューズ」を選んでトレーニングを開始するとかなり高い確率で足に痛みが出たりすると思います。

ついでにお伝えしておくと「普段履くシューズ」と「ランニンングメインで使うシューズ」は使い分けることを強くオススメします。
走り始めた方に多いのですが、普段の生活でも履き続けるとシューズのクッション性が著しく落ちます。

いつの間にかクッション性能が落ち足に負担がかかりやすくなっているシューズで練習すると、走る距離が伸びてきた時に故障しやすくなります。

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最後に

レースを出るのを目標に走り始めるなら定価1万円前後のシューズを選ぶといいですよ、とお伝えしてきましたが購入の度に1万円前後は厳しいのでセール品を狙うのがオススメです。

 

ニューモデルやニューカラーといったものにこだわりがなければセール品はランナーにとって強い味方です。
ランニングシューズは「春夏モデル」「秋冬モデル」とオリンピックや世界大会むけに用意された「イベントモデル」があります。
季節の変わり目やイベント終了時にはこのモデルのセール品が出てきます。

 

自分のカラダを守るためにも自分にあったできるだけ性能のいいシューズを選んでいきたいものです。

 

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