Running Collegeは「ランニングのウィキペディア」を目指しています!

「2種類の高性能ランニングソックス」の性能比較!

ここに2種類のソックスがあります。

日本シグマックス株式会社がスポーツ用に展開している「ZAMST」ブランドのソックスです。

日本シグマックス株式会社は医療用のサポーターなど整形外科用医療用品を扱っているだけあって、そのノウハウがスポーツ用にも注ぎ込まれています。
ヒザや足首などのサポーターにお世話になっている方も多いのではないでしょうか。

今回「Chargeザムストメンバー」に選んでいただき、フルマラソンコミュニティへの参加権とZAMST製品をご提供いただくこととなりました。

そこで試してみることにしたのです。
ランニングソックスの「機能」と「価格」の違いを僕自身が理解することができるのか、ということを。

ソックスに関しては同じようなことを思っている方も多いと思います。
ぜひ参考にしていただき、自分に合ったランニングソックスを見つけていただきたいと思います。

それではレビューしていきます。

 

「アーチリフトに特化」ザムストAS-1ソックス

まず最初はアーチリフトに特化した「ザムストAS-1 ソックス」についてです。

●製品に関して

 

足底の機能を支えるアーチリフト
アーチから足首部に独自の編み方を採用することで、疲労により低下してくるスプリング機能を支えます。
通気性の良いメッシュ構造
吸汗・速乾糸を採用し、さらに通気性の良いメッシュ構造にすることで、快適な装着感を実現。ランニングなどにも適した薄型ソックスです。
かかとの形状にぴったりフィットする立体製法
かかとの形状にぴったりフィットする立体製法。ズレを軽減します。

ZAMST    ONLINEストア

 

●走る前の感想

初めて手に取った時は確かに薄手と感じました。
しかしアーチをサポートしてくれる写真の青い部分は厚手でしっかりとした作りになっています。

履いた時は商品説明にあるようにアーチを持ち上げてくれる感覚は確かにあります。
そしてカカト部分がしっかりホールドされている感じもよかったです。
両足に履いて立った時、まるでインソールの上に立っているような感覚にもなりました。

まさに「インソールのような働きをしてくれるソックス」です。

不安だった点は「指先が余った」ということです。
僕は足のサイズが28.0cmのため「Lサイズ(27.0~29.0)」を選びました。
しかし29.0cmの方が履いてもいいように、やや大きめに作られています。
そのため指先にあまりが出て、僕に取っては「やや大きめのソックス」となりました。

実際に走る時に「このあまりの部分をどう感じるか」をいうことを確認しておきたいところです。

ザムスト AS-1 ソックス zamst スポーツソックス スポーツ靴下 くつ下 くつした バスケット バスケットボール バレー バレーボール ジョギング ランニング トレイルランニング 通気性 メッシュ 薄型 SSサイズ Sサイズ Mサイズ Lサイズ トレイルラン トレラン バスケ
スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

足底のパフォーマンス維持をする「ザムスト HS-1 ソックス」

続いて足底のパフォーマンス維持をする「ザムスト HA-1 ソックス」について書いていきます。

●製品に関して

 

足底を機能を支えるアーチリフト
アーチから足首部分に独自の編み方を採用することで、疲労により低下してくるスプリング機能を支えます。
かかとのグラつきを抑えるヒールコントロール
独自の編み方で、かかとのグラつきを抑え、足底アーチへの負担を軽減。長時間の高いパフォーマンス維持をサポートします。
足の自然な動きを妨げないフロントウェーブ
屈伸によって足首前面にシワができても、曲がりやすい構造としました。
アキレス腱をサポート
足底の裏面にパイル素材を採用し、着地・踏み込み時の足への衝撃を緩和します(アーチリフト部分は除く)。
通気性の良いメッシュ構造
吸汗・速乾糸を採用し、さらに通気性の良いメッシュ構造にすることで、快適な装着感を実現。ランニングなどにも適した薄型タイプです。

ZAMST    ONLINEストア

 

●走る前の感想

「ザムストAS-1 ソックス」に比べ、厚手のソックスになります。
アーチだけでなくアキレス腱やカカトもサポートしてくれるソックスです。
「ザムストAS-1 ソックス」にさらにサポート力を上乗せしたソックスになります。

そのためか、足へのフィット感はかなりあります。
シューズに隠れる部分全てを適度な着圧で包み込んでくれます。
そしてアーチ部分とカカト部分をガッチリ固めてくれます。
僕は左足首がオーバープロネーション気味で、違和感が出た時はテーピングで足首を固める時があるのですが、それがいらない感じ。

「テーピングの代わりをしてくれるソックス」といったところでしょうか。

アーチ部分も「ザムストAS-1 ソックス」よりサポート力が高いと思いました。

気になったのは「着圧のため最初吐きにくい」ということ。
履いてしまえば適度な着圧なのですが、ソックスの中に足を全部入れるまでがちょっと大変。

着圧があるためか、サイズは「Lサイズ(27.0~29.0)」を選びましたが、28.0cmの僕でジャストサイズだったのも頷けます。

そのため走っている最中に足首が締め付けられて痛くなる可能性も感じました。
逆に足首が締め付けられて痛くなることがなければ、オーバープロネーションによる左足首の違和感に対する強い味方になると感じています。

 

スポンサーリンク

 

実走テストをしてみた。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Kentaro Kitano(@kenkitano)がシェアした投稿

実走テストはセット練習の二日目という状況でしています。
メニューは20kmジョグ(快調走)です。

ZAMST製品は今回メインでテストするランニングソックス二種の他に「アームスリーブ」「カーフスリーブ」「マウスカバー」をお送りいただいています。
これらのテストも兼ねてソックスのテストをしています。

ソックスのテストは先に履くのに時間がかかる「ザムスト HA-1 ソックス」を履いて10kmまで走ります。
そして「ザムストAS-1 ソックス」に履き替え残り10kmを走るという形で行いました。

「ザムスト HA-1 ソックス」を履いてシューズを履いた瞬間、

「足、小さくなった?」

と思いました。

これはソックスで足全体に着圧をかけているからだと思います。
実際にシューズ内にできる隙間はいつも通りでしたし、最初の5kmも違和感なく走ることができています。
そのため問題なし。

さらに「着圧で足首等が痛くなるのではないか」と心配していた点も問題なしでした。
アーチがガッチリ支えられていたためか、接地の感覚もかなり良かったというオマケ付きでした。

接地に関しては先に書いた通り、左足首がオーバープロネーションであるため、右の接地と左の接地の感覚が全く違って気持ち悪く感じることがあります。

特に疲れている時にそう感じることが多いのですが、「ザムスト HA-1 ソックス」を履いている時は感覚がほぼ一緒でした。
僕の場合はオーバープロネーションの抑制にもなっていたみたいです。
これはありがたかった。
厚底シューズを履くとソールが柔らかいためオーバープロネーションが出やすくなりますが、これを防いでくれるかもしれません。

10km走り終えてた時点で履き替えたのですが、「ザムスト HA-1 ソックス」を脱いだ後、ソックスの生地の後が足についていました。

着圧なので仕方ないのですが、むくみやすい方がこのソックスを履いて長い距離を走ると違和感を感じるかもしれません。

スポンサーリンク

そして次に「ザムストAS-1 ソックス」を履いて10km(実際は12km)です。
サポート力の強い「ザムスト HA-1 ソックス」を履いたあとだからと思いますが、履いた感じはマイルド。
程よく足を包み込んでくれている様でした。
しかしアーチサポート力は「ザムスト HA-1 ソックス」に全く劣っていません。
20kmの予定が22kmになったのも疲れをあまり感じず「もう少し走ろう」と思ったからにほかなりません。

そしてソックス自体が薄手なので「ザムスト HA-1 ソックス」の後だと足が軽く感じました。
普段から薄手のソックスを履いて走っている方にとっては違和感なく履けるランニングソックスになることでしょう。

ただ、先に書いた「指先の余り」は少し気になりました。
「ザムストAS-1 ソックス」に関しては、サイズがボーダーラインの方は小さい方を選んだ方がいいかもしれません。
ちなみに「ザムスト HA-1 ソックス」は上のサイズがいいと思います。

途中でソックスの履き替えがあったものの、22km走った平均ペースはサブスリーペースより30秒遅いだけ。
1回目のテストで言うのは早いかもしれませんが、通常の快調走の平均ペースは5分〜5分半になることが多いことを考えると、ソックスのサポート力で平均ペースが上がった可能性はあります。
アーチをサポートするとスピードを長く継続できることができるようです。

製品機能の違いもわかり、実走テストは満足できるものとなりました。

スポンサーリンク

 

最後に

今回の結果を受けて、僕の場合、レースで使うならば「ザムスト HA-1 ソックス」を選びます。
やはりオーバープロネーションを気にせず走れるのは大きいです。
あとはレース用のシューズに考えているこのシューズとの相性をロング走で確認したいと思います。

そして「アームスリーブ」「カーフスリーブ」も程よい圧迫感であり、さらに冷たい北風が吹く中でも冷えることがなく、ほんのり温かささえ感じました。
冬のランニングにおいては有効なアイテムだと思います。

今後は洗濯を繰り返したらどうなるかということを確認したいと思いますが、多分大丈夫でしょう。
ただ、これらの着圧系のアイテムは伝線してしまうと機能が落ちる可能性があります。
洗濯する時注意したいですね。

できるだけ長く愛用していきたいと思います。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!